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±0。
プラスでもなく、マイナスでもないこと。
必要十分なこと。
見たことないはずのモノなのに、なぜかしっくりときてしまうこと。
きわめてノーマルなカタチなのに、なぜか魅きつけられてしまうこと。
こういうのが欲しかったんだ、って初めて気づくこと。

 

でも、そういう出逢いって意外と少ないもの。
世の中にはモノがあふれているのに。

 

だから、±0は、
いったんすべてを±0にリセットします。
そして、みんながほんとうに欲しかったモノを見つけだし、
デザインという知恵を使って、
ひとつひとつカタチにしていきます。
こういうのが欲しかったんだ、って言ってもらいたいから。

世の中にはこんなにたくさんのモノがあふれ、
メディアではわたしたちの購買欲を煽るような言葉が踊ります。
でも、ほんとうに欲しかったモノはなかなか見つかりません。
たまには、良くできたCMやコピーにすっかりその気にさせられて、
欲しいモノができた気分にさせられても、
実際に手に入れると、やがて冷めてしまう。
こんな覚えがありませんか?
どうして、冷めてしまうのでしょう?
欲しいモノを手に入れたはずなのに。
飽きっぽい性格が多少は災いしたのかもしれませんが、
これが普通のことなのかと思うと何か釈然としません。
これが、ほんとうに欲しかったモノなのだろうかって。
わたしたちにも、身に覚えがあるのです。
だからこそ±0は、
ほんとうに欲しかったと思えるモノ、
そんなモノづくりをしたいと思い立ちました。

±0が作りたい、ほんとうに欲しかったモノ。
それは「ありそうでなかったモノ」。

「ありそう」なモノだから、
見たことないはずなのに、すっと腑に落ちる。
心の奥底でぼんやりと、あるいは無意識に「欲しい」と感じていたモノが、
実際のカタチとなって目の前に現れた感じ。
だから空間と行為のなかに、自然に「溶け込んで」いく。

でもどうして「ありそう」なのに「なかった」のかというと、
それにはいろいろな理由があるのでしょう。
とにかく機能をめいっぱい搭載したら、見かけがゴテゴテになってしまったとか、
気負いすぎたために、周囲から浮いたデザインになってしまったとか、
あるいはもっと単純に、手間がかかりすぎるから誰もつくろうとしなかったとか。

±0がしたいことは
「モノが本来あるべき必然の姿」を見つけ出し
ほんとうに必要な機能だけをその中におさめること。
それが、±0がめざす「ありそうでなかったモノ」づくりです。

±0は、みんなが繋がるきっかけになるブランドになりたいです。
家の中におかれる椅子やテレビ、作っている会社は
まったく違う業種になってしまいます。
モノ同士はとっても近い所にいたりするのに、
つくっている人たちはとっても遠い所にいる。
この距離を消したい。なくしたい。
±0を椅子とテレビの制作者が相談できる場所にしたい。
「ありそうでなかったもの」を切り口に、
同じ目線で語り合えて、喜び合える場所にしたいのです。
そして、±0を
世界中の人たちに体験して、感じてもらいたいと思っています。

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    ilyich 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()